株式会社ヒメナ・アンド・カンパニー

Concept

あなたにはあなたの遺伝子を「知る権利」があります。
あなたが遺伝子を知ることで、あなたの意志決定をサポートしたい。
それがヒメナ・アンド・カンパニーの使命です。

意思決定支援カンパニー

ヒメナ・アンド・カンパニーは遺伝情報の有益性を探求し、サービス化を通じて人類への貢献を目指す意思決定支援カンパニーです。

Health 2.0 カンパニー

ヒメナ・アンド・カンパニーは「病気を治す」のではなく、「病気を未然に防ぐ」という新しい健康市場(Health 2.0)に適応したサービスを提供し、さらに、最先端のWebテクノロジーをそのサービスのために活用します。

EBMカンパニー

ヒメナ・アンド・カンパニーは生命倫理に基づいた医療(EBM:Ethics Based Medicine)を目指しており、遺伝情報の提供に際して、生命倫理を尊重した情報提供を心がけます。

Birth of Hymena

創業者の中尾彰宏が始めて遺伝子研究に携わったのは、2002年のことです。その頃は、まだヒトゲノム解析計画の真っ最中でした。

ワトソン、クリックによるDNAの二重螺旋構造の発見からちょうど50年後の2004年、ヒトゲノム解析完了宣言が出され、ヒトの遺伝子はすべて解明されたようにも報じられました。しかし、ヒトゲノムの一次配列が解明したところで、人類はまだその遺伝子の大部分(きっと99%以上)の役割を知ってはいませんでした。

その後も急速に遺伝子研究は進み、一部分の遺伝子の役割が分かるようになってきたわけですが、遺伝子の研究は進んでも、人々がその恩恵を受けるのには多くの時間を要していました。

私たちのこれまでの人生(カラダ)を作ってきたのも遺伝子ですが、これからの人生を作っていくのも遺伝子です。それならば、解明が進む遺伝情報を知りたいと思うニーズは必ず存在するはずであり、一方でそのニーズが生まれても、それを満たすサービスが存在していないのではないかという思いから、遺伝情報による意思決定支援カンパニーの設立を思い立ちました。

ヒメナ・アンド・カンパニーの創業後も、遺伝子を測定する技術は急激な進化を続けており、大規模かつ網羅的に遺伝子多型を測定するDNAチップの登場や、いわゆる次世代シーケンサー(DNAの塩基配列を測定する機械)の登場により、個人の遺伝情報がさらに大量に取得できる時代になってきています。ヒメナ・アンド・カンパニーは、そのような進化の恩恵を少しでも早く消費者に還元する取り組みを進めてまいります。

名前の由来

Hymena&Co.の名前となっているhymenaという言葉はある生物の名前に由来します。それは我が国を中心にテロメア研究に用いられた単細胞生物でTetrahymena sp.という学名で呼ばれています。テロメアは遺伝情報の中でも特に寿命に関係するのではないかと考えられており、末永く続くビジネスにしたいという思いをこの名前に込めています。

ロゴの由来

ヒメナ・アンド・カンパニーのロゴマークは、一見、二重螺旋のDNAの様に見えます。ですが、よく見ると一本のリボンが絡まらないように螺旋を描き、途中から折り返してあたかも2本鎖のように振る舞っています。これは一本鎖RNAがその安定性を高めるために擬似的に二本鎖構造を作ろうとする構造で、偽結び目構造(シュードノット:pseudoknot)と呼ばれる構造です。生命システムの複雑さとその完成度の高さに敬意をはらい、このシュードノットをロゴのモチーフとしました。
創業者の中尾彰宏の遺伝子およびRNAへの執着がこのロゴに象徴されています。