株式会社ヒメナ・アンド・カンパニー

プレスリリース

  • G&Gサイエンスと業務提携
    遺伝情報をネットで安全に提供するサービスを共同開発

2009年7月3日

 比較.com 株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長 渡邉哲男、URL: http://www.hikaku.com/)の子会社である、株式会社ヒメナ・アンド・カンパニー(東京都渋谷区 代表取締役社長 中尾彰宏、以下ヒメナ、URL:http://hymena.jp/)は、G&Gサイエンス株式会社(福島県福島市 代表取締役社長 越坂卓也、以下G&Gサイエンス、URL:http://www.gandgscience.co.jp/)と、遺伝情報をネットで安全に提供するサービスの共同開発を目的として、業務提携を行うことに合意いたしましたことを発表いたします。

今回共同開発するサービスは、全ゲノム規模のDNAチップを用いて消費者個人の遺伝情報を分析し、その結果を、インターネットを通じて本人に提供するというもので、G&Gサイエンスが既に提供している遺伝子検査による生活習慣病のリスク評価システム「ジェノマーカー®」も利用できる新サービスです。


【共同開発するサービスの概要】

イルミナ株式会社が開発したDNAチップを用いて、個人の全ゲノムDNAの100万箇所以上の遺伝子多型の有無を解析し、その結果に基づいて、生活習慣病のリスク、遺伝学的ルーツなどの情報を提供します。
顧客は提携医療機関に検査を依頼し、ヒメナがそれを受け付け、G&Gサイエンスが遺伝子検査を実施します。遺伝子検査の結果は、概略を医療機関に戻すとともに、詳細をヒメナの専用ウェブサイトより閲覧できるようにします。
当初は、ジェノマーカー®に含まれる疾患リスク情報を中心に、両社が保有する遺伝子多型の情報を盛り込んだサービスとして開始します。その後、コンテンツを拡充し、すでに検査を行った顧客に対しても、継続的に新たな情報を提供するプラットフォームを目指します。なお、これらのサービスでは、個人情報保護のため、遺伝子検査は医師・医療機関の管理下でインフォームドコンセントの実施と匿名化により、実施されます。個人情報と遺伝情報は独立したサーバで管理、運用され、これまで培ってきた情報管理技術を最大限活用し、ネット上でも安全に遺伝子情報等の提供が行える環境を構築します。また、これと併せて、医療機関向けにも同様の遺伝子多型に関する情報を提供していく方針です。

    【共同開発するサービスの特徴】
  • 1.国内初のサービスである
  • 2.ジェノマーカー®をベースとしており、日本人約7,000名を対象とした研究成果に基づいた生活習慣病のリスク情報を得られる
  • 3.1000人ゲノムプロジェクトなど、最新の研究に用いられている100万カ所以上の遺伝子多型情報を得られる
  • 4.一度検査を受けると、継続的に自己の遺伝子多型についての情報を得られる

※ジェノマーカー®について
「ジェノマーカー®」はG&Gサイエンスが開発した、個人の遺伝子検査から肥満、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを測定するサービスで、全国200施設以上の医療機関を通じて提供している。

G&Gサイエンス株式会社
PCR-Luminex法をはじめとする遺伝子解析技術を基に、食の安全・安心ビジネスと生活習慣病等の予防医療支援ビジネスを行っている。

株式会社ヒメナ・アンド・カンパニー
肥満遺伝子検査、ABO式血液型遺伝子検査を主力とし、消費者に対し、遺伝情報に基づいた体質改善の情報提供ビジネスを行っている。